お久しぶりでございます。
沖縄中央店の鼻デカ兄さん、赤沼です。
さて今回は階段や廊下、土間に敷設されているタイル貼りについて
少しお伝えします。
一般的にタイルは、風呂場やトイレに仕様されています。
(最近はユニット式になって減っていますが・・・)
ただ、物件によっては玄関前の土間だけタイル貼りだったり
廊下全面や外壁すべてがタイル貼りになっているような建物もあります。
下の写真は以前からお世話になっているお客様物件の工事例ですが・・・
こちらのお客様の場合、タイルが割れて浮いてきたという事で
タイル剥がし後下地調整、防水工事に至りました。
このように、一度浮きはじめたタイルは
全部剥がさなくてはいけません。
タイルは、流し込みの土間の上に人が混ぜたセメントを敷き
そのセメントで接着されており、タイルだけではなく
セメントまで剥がす必要があり、大変な作業です。
職人さん、ホントお疲れ様です(*^_^*)
そして、剥がしたタイルのセメントを見てみると・・・
どうですか皆さん、、、
そうですか(加山雄三さん風)
という事で三枚目の写真は解りやすいと思いますが、タイル貼りのセメントは実は砂がだいぶ多めのセメントなんです。
という事は健全なタイル土間であっても、目地から侵入した水分は
砂が多めの比較的ホロホロしたセメントにしみ、停滞し
その下にある流し込みされたコンクリートにしみこみます。
その水分に酸性物質が含まれていたら(塩分・廃棄ガス等)
コンクリートは中性化しやすい環境になりうるという事が言え
エフロレッセンスなどの発生原因にもなります。
皆様のご自宅や物件もタイルの目地からの水分の侵入や
ひび割れ、浮きなど発生していないか点検されてみてはいかがでしょうか。
時節柄、北の大地は冬化粧。
そしてあの娘は厚化粧。
という事で寒くなってきた今日この頃、皆様ご自愛ください。
トラウマなしでは今の笑顔は無い、赤沼でした。